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【少女的随筆集・オトギハイスクール】始動

新ボカロ曲公開に先立ち、ボーカロイド楽曲のフルアルバムプロジェクト名を公開。

「少女的随筆集・オトギハイスクール」

 

いわゆる「プリンセス」と、現代の少女像を重ね合わせて作品を作るものです。

歌詞に物語的な時間の流れをつけすぎず、ある一場面を切り取り、できるだけ話し言葉に近いテンションを維持して淡々とエッセーのように歌詞を書く、という点で「随筆集」です。そういう作詞スタイルが自分には合っているので、言い方を作ってみました。

別段、「プリンセス×現代の少女」という構図が革新的なアイデアだとは思っていません。とっくに何作かそういうものは作られています。

ただ、自分が楽曲を制作するうえで、そういう風にルールを一つ定めてあげたほうが作りやすかったというそれだけの話です。

特にボーカロイド楽曲というのは、自分の人格として表現したい歌詞のみを歌わせてはいけないものだと個人的には思っています。自分で表現したいなら自分で歌うのが一番いいです。一番いい選択肢がある状況でそれ以下を取るのは時間の無駄です。そこで「プリンセス」という、明確にある程度のイメージがつく、シンボルを持っているものを使うというルールを定めることで、自分でないほかの人格を曲に付与しやすくしました。また、自分の曲はもともとおとぎ話とか神話からモチーフを借りることが多く、その手癖の延長ともいえます。

こちらは高校の時に組んでいたバンド「ぺんたぐみ」の、「銀河鉄道の夜」をモチーフにした作品。

 

 

 

 

同じくぺんたぐみでは既にこんなアルバムをつくっていたりします。(700円です。)収録されている歌のモチーフごとに絵をかいてもらっていて、今回もそんな感じ。他の人に歌ってもらうとなると自分は自然にこういうデザインを意識してしまうみたいです。それぞれの曲を象徴する人物が並列で立ってるみたいな。

やはりモチーフがあるというのは便利なんですよね。とはいえモチーフや引用に完全依存しない歌詞にはしているつもりです。作曲者として、いずれは完全に自分独自のモチーフ、自分の言葉で書いても、他の人が歌って大丈夫なようにならなくてはいけないんですが、その練習期間です。

どんな女の子に歌ってもらうか、どんな曲調にするかは、既に五人分決まっていて、それぞれ全然違う色の曲です。

制作の活動のための練習的な部分もあります。

10月、12月、2月、4月、6月にそれぞれ公開。

  

 

 

人の曲寄り、ボカロの曲寄り、を交互に行き来する感じを考えています。今までの自分の曲は基本的に、ボカロの曲とも人の曲ともつかないような、良く言えば比較的聴きやすいボカロ、悪く言えば中途半端な感じがしてしまっていたので、特に12月と4月の制作はなかなか勉強になるかなと思っています。いわゆるどんちゃんした「ボカロっぽさ」に美徳を見出せず避けてしまっていた部分があったのですが、こういうところでやはり制作ルールというものを定めると開き直って思い切りやれるので、思い切りやったらどんな作品になるか、今から楽しみです。

 

フルアルバムには、未公開のカップリングも入れる予定です。お楽しみに。

小さいころカードゲームを楽しんでいたので、こういう単色に人物が割り当てられている感じすごくしっくりきます。