曲のメイキングを求められてもいないのに徹底公開するという点で自分の活動を面白くしようと思ってブログをはじめてみたのですが、曲について書くことに既に疲れてきてしまった。疲れるってことは、曲に込めた思いというものが、考えないと出てこないレベルのものでしかないということなんですよね。ペースの維持がまたできなかった。
自分は意外に、自分の曲含めこの世のあらゆる曲を、「コードとメロディ」ぐらいにしか思っていない。歌詞世界は自分にとって言葉遊び程度のものでしかなかった。それについて書こうとしても疲れるに決まっていました。
かといって、何も書かないと、自分の認識と聞いてくれる人の認識にズレが生じてしまうし、ただ音楽作っているだけでもそこまで面白いものが作れるわけでもない。書かないと伝わらない意図をセットで書かないといけないし、適当に曲ばかり作っていると自分は作曲の天才であるみたいな錯覚にしばしば陥る。
しかし疲れないように対策とらないと自然消滅してしまうので、自分は開き直る道を選ぶとします。
リズムとコードとメロディと言葉遊びの無機質な要素に音楽を還元して書くことにします。
音楽を無機質な要素に分けて整理するためのフォーマットとして完全な形のものを一つ目指します。
現在わけあってポップス、ロック向けの音楽理論を学生に教える仕事をしているのですが、ちょうどそちらでもそういった書式を必要とする場面が多く、これはとりかからねばと思ったという次第です。そうすることで、セルフ曲解説がレッスンみたいな役割になるのも期待できます。
ただ、
「書式」を作るのってめっちゃ難しい!
言っちゃえば「箇条書き」とか「マインドマップ」とかそのレベルで汎用性の高い、いわば文化を開発しなければならないという点で、簡単に見えてものすごく難しいことだったりします。
デザインの勉強しなきゃかな?とか思ってます。
また、無機質というのは突き詰めると数字です。リズムの「4つ打ちで楽しい感じ」コードの「ここのセブンスが哀愁を誘う」みたいな事象の数値化も必要になってくると思います。
疲れない対策を思いついたはいいものの難しいから手が動かず、結果どんどん曲についてのブログ書くのがおろそかになり、ボカロ曲の制作も始めてしまい…みたいな状況です。ぺんたぐみの記事を解散から二か月たっても書き切れていないのもそういう理由です。
記事書くのめんどくさい。ついでに曲作るのも面倒くさい。
そのことからはやはり逃げられないです。人が作った曲演奏してるのが一番楽しい。
やらなきゃいいじゃんって言われるとそれも違うんですけどね。
めんどくさくてもアウトプットをし続けたら、何か起こる。起こってほしい。
やはり手を動かさないのはよくないということで、体裁の整った綺麗なものを作るのはまずあきらめて、手書きでやってみようと思います。
第一弾は10/16公開のボカロ曲かな。ぺんたぐみのまだ書いていない曲でもいいかな。
僕が作曲しているときにどういう考えでコードを配置しているのかに興味のある、コンポーザーの方々、もしいらっしゃれば、定期的にチェック、ときには意見感想質問文句等いただきたいです。